「触覚の未来」

「触覚の未来」をテーマに開催される土曜日のサイエンスカフェ、今回のゲストである藤村さんのプロフィールや活動について、簡単にご紹介します*1

〈ゲストプロフィール〉

藤村 憲之さん


1973年生まれ。慶応義塾大学政策・メディア研究科修了。カーネギーメロン大学芸術学部客員研究員、産業技術総合研究所技術スタッフを経て、現在は電機メーカーにてユーザーインターフェイスデザインに携わる一方、メディア芸術作家としての個人活動を続けている。接触、コミュニケーション、都市空間をテーマに、街の中でのインタラクティブアートの可能性を探っている。デジタルスタジアムNHK BS)、SIGGRAPH、アルスエレクトロニカ、ビクトリア&アルバート美術館など、国内外で作品が紹介されている。


ブログ
http://ugoku-sawaru.blogspot.com/


藤村さんには、以前、下北沢でのサイエンスカフェでもお越しいただいたことがあるのですが、実は藤村さんのお話を聞くまで、いったいアートがどのようにテクノロジーと結びついているのか、実をいうと、まったく想像できていませんでした。


それが、作品の話をうかがっていて、なんの役にたつというわけではないし、理屈のうえではどう考えればいいのかよく分からないけれども、そういう意味で、なにが面白いのかということも、僕自身はよく分かっていないんだけれども、でもともかく、なにかが面白くて、わくわくさせられる。

そのことにも、また、そんなことをやっている人たちがいるんだ、ということも、非常に新鮮な驚きでした。


科学とか技術とかってういと、しばしば、「正しいこと」とか、「理屈」とか、「理論」とか、そういう小難しい話が出てきがちです。ですが、正直に言ってしまえば、そういう話は、個人的はどうでもいいと思っているところがあります。

むしろ、とくに今回のサイエンスカフェでは、そういう難しいこと抜きに、なんだかよくわからないけれども、でも、テクノロジーだとか、科学とか技術とかが関わっているところで、なにか面白いことがおきている、その面白さというものを、ちょっとでも体験してもらって、いろんなかたちでイマジネーションを膨らませていただければ、と思っています。


ということで、そんな藤村さんの作品を、一点だけ、ご紹介します。


〈作品〉

Remote Furniture

離れて、でも繋がった椅子

1999 -






Computer controlled chair objects
Interactive public art installation
コンピュータによってコントロールされた椅子2台
インタラクティブ・パブリック・アートインスタレーション


この作品の詳細については、当日のお楽しみ、ということでここで説明することは避けますが、ぜひ一度、体験してみたいと思わせる作品です。


最後に、藤村さんからのメッセージです。

メディア芸術というのはアートと新しい技術が出会う刺激的な分野です。


今回は私の作品の大事な要素のひとつ”触覚”について、色々な例をみながら皆さんとその未来についてお話できればと思っています。サイエンスカフェはお客さんとの距離がとても近く、話が盛り上がるので楽しみです。


今回は簡単なワークショップも体験してもらいたいと思ってます。


是非足をはこんでみてくださいね!

会場となるカフェバーLoiteRの座席は20席ですが、つい最近、40人参加のパーティも開催された、とのことです(ご参加いただければ分かると思いますが、どうやったらあのお店で、そんなに人が入ったのか、非常に疑問なところなんですが・・・)。

そんなわけで、多少、参加者が増えても大丈夫そうな感じではありますので、MySpace会員ではない方も、気がねすることなく、ぜひお気軽にご参加ください!


(中村)

*1:MySpaceのほうの告知ページに掲載されているものと同じ情報にはなるのですが・・・